FXに限らず、資産運用を始める際の懸念事項として、「経済に詳しくないけど投資で結果を出せるのか?」ということです。投資というのは大学で経済を専攻していた人や、銀行など金融系の会社にいた人がやるイメージが強いですが、まったく知識がない人が始めても大丈夫です。
もちろん、経済への知識があればあるだけ有利なのは言うまでもありませんが、投資には投資の知識が必要になります。経済の勉強をしたからといって投資を上手に出来るというわけではないのです。
経済の知識よりも投資の知識が必要
ウォール街や東京の金融街にいる人たちは、それはもう当然のごとく経済についての知識が深いです。学生の頃から学び続け、社会人になった後でも実践と勉強を続けていきます。
そういう人たちが居並ぶ相場の世界だからといって、あなたにも同様の知識が求められるわけではありません。上手に投資をやるには、経済ではなく投資の勉強が必要になるのです。
そして投資の勉強というのは、調べものをしたり本を読んだりするだけではありません。実際にお金を動かしてみて、損をしたり利益を出したり、経験を積みながら学んでいくことです。
経済への広い知識を持つよりも、投資への深い知識と経験を持つ。それが資産運用を成功させるためには必要なのです。
FXにはFX専用の勉強が必要
さらには投資の中でも、自分が投資する対象への知識が取り分け重要になってきます。
同じ投資家でも、株式投資家、債権投資家、不動産投資家、など細かく分けられているのは、投資への知識と同じぐらいにその対象に対する知識が必要だからです。不動産投資のエキスパートが株式投資でも同じように成功できないのは、対象への知識が不足しているからであって、経済や投資への知識が足りないからではありません。
ということはFXで成功するためには、経済よりも投資、投資よりもFXの知識が必要になってくるわけですから、これからFXで資産運用を始めるのと同時に勉強を始めるのでも遅くありません。
経済全体を学ぼうとすれば非常に膨大な知識を吸収しなければなりません。そして経済よりも小さいですが、投資という分野も十二分にも広く、全てを学ぼうとすればこちらも膨大な時間がかかります。
ですがFXだけに絞って勉強していくのであれば、それらと比較して多くの時間を必要としません。それに経済と投資の分野ではFXに活かせない知識もありますので、効果的に効率的に勉強することを考えればFXに特化して勉強していけば良いとなります。