FX初心者にはどの通貨ペアがオススメ?取引スタイル別に紹介

FXで資産運用をするのを決めたのはいいけど、「どの通貨を取引すれば良いのかわからない」と悩んではいませんか?実は取引スタイル別にオススメの通貨ペアというものが存在します。

いわば鉄板のネタみたいなものですが、その取引スタイルなら最低この通貨ペアだけは抑えておきたいというものです。本当は自分の取引してみたい通貨から始めるのが良いのですが、特にそういうのがない人や基本をガッチリ抑えておきたい人に、取引スタイル別のおすすめ通貨ペアをご紹介します。

 

スキャルピングやデイトレードなどの短期売買

短期売買に適している通貨というのは、主に2つの条件があります。

  1. 流動性があり取引が成立しやすい
  2. 取引高が多く価格変動に方向性が出やすい

以上の条件を満たす通貨ペアは、スキャルピングやデイトレードなどの取引回数やポジション保有期間が短い短期売買に向いています。

そして、この条件を満たす通貨ペアは以下の5つです。

  1. ドル円
  2. ユーロドル
  3. ユーロ円
  4. ポンドドル
  5. ポンド円

上記の通貨ペアは全て世界の取引量上位4つの通貨で構成されています。やはり短期売買向きの通貨は、世界経済での取引量が多く影響力が強い通貨となります。

ドル円は最もメジャーな通貨ペアでスプレッドが最も低く設定されている場合が多く、スキャルピングでは主軸の通貨ペアになるでしょう。またドル以前の基軸通貨だったポンド絡みの通貨ペアは一方向に強く動く癖があるので、スキャルピングよりもデイトレードの方が適している通貨ペアとなります。

ドル円もそうですが、ユーロドルやユーロ円はスキャルピングでもデイトレードでもOKで、スイングトレードなどにも向いています。

 

中長期投資向きの通貨ペア

ここからは短期売買がメインのトレーダー向きの通貨ではなく、半年から1年、もしくはそれ以上の期間、ポジションを保有する中長期投資でオススメの通貨ペアをご紹介します。

中長期投資向きの通貨ペアの条件としては、こちらも主に2つ。

  1. 一方向に比較的まっすぐ動いていく
  2. 金利が高くSWAPポイントで利益を得られる

そしてこの条件に当てはまる通貨ペアは、代表的なものは以下です。

  1. 豪ドル円
  2. トルコリラ円

短期売買は小さい変動幅にレバレッジを大きく掛けて利益を狙いにいきますが、中長期投資はポジション保有期間が長く、リスクを低くするためにレバレッジを1〜3倍まで落とします。

短期売買と違って1日の価格変動幅というのは必要にならず、それよりもどれだけ素直に一方向に動いてくれるかということが重要です。1回の取引で大きな値幅を取りに行くイメージです。

そして、長い保有期間にどれだけ多くの金利、SWAPポイントを得られるかというのも選定に影響します。通貨の金利の高さはもちろん重要になってきますが、通貨自体の信頼性も考慮しなければなりません。

新興国の通貨は金利が高くても安定せず、発展途上国は新興国通貨よりも安定しますがその分だけ金利が見劣りします。そういったことを考えながら通貨ペアを選定すると良いでしょう。